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歯の色について

2022.4.09

目次

川口の歯科医院「医療法人社団赤羽歯科 川口診療所」 歯科医師の根橋です。

皆さんは日本は欧米と比較して、歯には関心が低い国といわれていることを知ってますか?

表面的なところだけを綺麗にして、見えにくい部分を疎かにするのは日本人の国民性かもしれません。

しかし、不幸にして歯に着色があったり、虫歯があって見た目が良くないと、精神的な負担になる場合があります。

「歯を綺麗にしたい」と歯科医院を訪れる患者さんの多くは、気になって大きな口をあけて笑えないと言います。

今回はそんな歯の色に関するお話です。

着色と変色の違い

着色とは   歯の表面に色がつくこと。(歯自身の色はそのまま)

変色とは   歯の色そのものが変化すること。

歯の色が変わる原因とは?

歯の色の種類

① 歯の表面的な汚れが原因の着色(タバコ、お茶、コーヒーなどの着色)

神経を取ってしまった歯の変色(暗赤色)

薬物や全身の代謝異常が原因となる歯の変色

 

② エナメル質(歯の最外層にある白い部分)のでき方が不十分なことによる変色

加齢に伴う黄ばみが強くなる変色

それ以外の原因として

母親が妊娠3か月から出産までの間にテトラサイクリンという抗生剤を服用したことで子供に発症するテトラサイクリン変色

虫歯のつめものの劣化に伴う変色

 

着色の治療方法

①研磨剤で汚れた歯の表面をみがく

②粉を特殊な機械で吹き付けて汚れを落とす。(ヤニ、汚れなど)

 

変色の治療方法

【軽度の場合】歯を漂白する(歯面に漂白剤を塗り、光を当てて白くする)

【重度の場合】歯の表面に白い薄片を貼る。(ラミネートべニア)

変色した歯を削ってかわりに白い歯を被せる。

自分の歯が着色なのか変色なのかは担当の先生にご相談下さい。

歯の色以外にもお口の中でお困りのことがある場合は、当院までお越しください。