お知らせ

矯正治療について

2021.4.12

目次

川口の歯科医院「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科衛生士の平間・酒井です。

皆さんは歯の矯正についてどのくらい知っていますか?
歯の矯正は見た目が良くなるだけでなく、ほかに様々なメリットがあります。
今回は歯の矯正治療についてお話します。

歯の矯正とは

歯の矯正とは、歯並びや噛み合わせをより良くする歯科治療です。

不正咬合⇒上下のかみ合わせがあっておらず、歯並びが良くない場合のこと

正常咬合⇒良い歯並びで、良い噛み合わせの事

不正咬合による心身への影響

●食べ物が歯と歯の間に挟まり、歯みがきしにくく虫歯や歯周病になりやすい。

●食べものをよくかみ砕けず、胃腸などの消化器に負担がかかる。

●上あごと下あごを繋ぐ顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすい。

●噛むための筋肉の発達に影響を与え、筋力のバランスが崩れて、姿勢も悪くなる。
また、視力低下の原因になると言われています。

不正咬合の種類

1.上顎前突(出っ歯
上あごと下あごの成長の差、指しゃぶり・口で息をする癖・舌で前歯を押すようなくせなどが原因でおこると言われています。

2.下顎前突
上あごと下あごの成長の差、前歯が生え変わる時の不正や、遺伝的要素などが原因と言われています。

3.叢生 そうせい (不揃い、八重歯)
歯が顎に比べて大きすぎたり、乳歯の奥歯の虫歯がひどいことなどが原因で、永久歯の交換がうまくいかない時におこると言われています。

当院での矯正治療の流れ

1.初診相談
問診や視察をしながら診察します。
矯正を始める場合には、精密検査に移ります。

2.精密検査・診断
治療計画に必要な資料をとります。
{歯の写真、顔の写真、歯のレントゲン写真、頭部のレントゲン写真、歯列の模型など}

診断(治療計画の説明)
具体的な期間、費用など

3,治療開始
矯正治療は、動的治療と静的治療(保定)の二段階に分かれています。

動的治療とは・・・歯の表面にブラケット(マルチブラケット法)装着し、歯を動かす治療です。
そのブラケットには細いワイヤーが横に通してあり、細い金属の線または輪ゴムで結びます。

静的治療とは・・・歯が正しい位置に並んだ後に、矯正装置(ブラケット)を外し、
悪い歯の位置へ「あともどり」しないように、保定装置(歯並びが戻りにくくする為の装置でリテーナーといいます)を使用して頂きます。

※矯正治療をスタートするにあたり、必要上歯を抜く場合があります

 

治療内容

①治療計画に従い、ブラケットや拡大床など様々な矯正装置を使って歯を動かし、段階的に治療を始めます。基本的には1か月に一度治療に来てもらいます。

②上下の歯が計画通りに動いて、次第に正常な噛み合わせになると、最終段階で仕上げ治療をします。

③動的治療が完了すると矯正装置を外し、静的治療(保定)に入ります。

※動的治療は個人差がありますが、約1年半~2年くらいの期間です。

④動かした歯を支えて保護するために保定装置(取り外し出来る可撤式リテーナー、または固定式リテーナー)を使います。その期間は通常1年半~2年くらいです。子どもの場合は成長が終了するまで必要になることもあります。また、検診に3~4カ月に一度来ていただきます。

⑤動かされた歯が完全に保定されると、静的治療も終了です。その後は定期健診として、年に1~2回通院して頂きます。

最後に

矯正は子供から大人まで受けられる治療ですが、一人一人のお口の中の状態が違うように、治療時期や使う装置、治療期間などは人によって大きく違います。赤羽歯科川口診療所では月2回矯正専門医が矯正治療を行っています。治療期間、費用等不明な点がある場合はお気軽に担当医にご相談ください。

 

医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 川口診療所

 

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。