お知らせ

定期検診の重要性

2022.7.26

目次

こんにちは。川口市鳩ケ谷の歯科医院『医療法人社団 歯友会 赤羽歯科川口診療所』歯科衛生士の松尾と中田です。

今回は歯科の定期検診の重要性についてお話していきたいと思います。

 

医療費抑制?

先月、6月8日に日本歯科医師会により記者会見が行われました。

内容は個人の医療費抑制についてのものでした。

概要のなかで関心がある反面、「歯科検診の義務化」や「歯科検診が医療費抑制を目的とする」というイメージが一人歩きしているようです。

ざっと耳にした感じでは確かに誤解が生じるような内容だと思いますが定期検診は生涯を通じて重要なものになります。

今回のこの発表も決して新しいものではなく、以前から掲げられているもので全身の健康の増進に向けて口腔内のチェックに意識を向けようというものです。

 

口腔内チェックをしていますか?

みなさんは基本的に食後に歯磨きを行う方が多いと思います。

例)毎食後磨く→完璧に磨く

実際に完璧に歯磨きができている人はどれくらいいるでしょうか?

歯ブラシの動かし方(歯面への当て方)・歯ブラシの使用状況・歯磨きの時間・欠損歯があるetc…

これらの要因によって本人が磨いているつもりでも磨けていない可能性は十分にあります。

被せ物や詰め物をして修復しているようなでも歯でも材質が劣化していると歯質との境い目に不備がおこり食片が詰まる、磨き残しが溜まってしまう可能性もあります。

お口の中の清掃道具は歯ブラシだけではなく、フロス・歯間ブラシもあります。

当院に来院される方でも検診時などにお話を聞いていると歯ブラシ以外の清掃道具を頑張って使用して下さる方がたくさんいらっしゃいます。

自分自身で鏡で見える歯の表面や食べ物を噛む面はチェックできると思いますが、歯と歯の間の目視できないところやレントゲン撮影を行わないと気付かないものは来院することによって発見できます。

検診を怠ると、虫歯や歯周病に気付いたころにはかなり進行してしまっているケースもあります。

医療費による出費

虫歯や根の先端の炎症によって自身の歯牙自体に被せ物・詰め物といった補綴物を入れるとなると1歯だけ保険治療をするとまだ金額もそんなにかかりませんが、保険治療だとしても数歯以上となってくるとかなりの金額が発生してしまいます。

また、口腔内の細菌により肺炎や心臓病などの全身疾患に繋がることも分かっています。

こうした医療費の出費を抑制させるためにも早い段階で発見・予防できる定期検診が大切です。

 

 

 

 

口腔と全身の健康増進のため

定期検診を充実させることによってお口の中と全身の健康増進・健康寿命を延ばすことができ、結果的に医療費を最小限に抑えることができます。

自分の歯の本数が多いほど医療費が低いことや歯周病の治療で糖尿病が改善する事例もあることがわかっています。

自分自身でしっかり歯磨きができており、虫歯や歯周病のリスクが少ない方でも目視ではチェックできないところもあるので検診でお越しいただくのが一番安心できて良いと思います。

しばらくの間、歯科医院に通っていないなと思った方はぜひ一度お越しください。