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知覚過敏の原因について知っていますか?

2023.3.23

目次

こんにちは!川口市鳩ケ谷の歯科医院『医療法人社団 歯友会 赤羽歯科川口診療所』歯科医師の仲里です。

みなさん!突然ですが、冷たい水で歯がしみたりしたことはありますか?

頻繁に続くなら知覚過敏かもしれません。

今回はこの知覚過敏について話していきたいと思います。

知覚過敏の原因

歯の構造についてご存知でしょうか?

歯は歯肉より上に出ている頭の部分と、骨に埋まっている根の部分があります。

歯の頭の表面の部分はエナメル質という硬い組織が覆っていますが、頭の部分の内部と根は象牙質という柔らかい組織でできています。

この象牙質は象牙細管という痛みを受容する神経に細い管で繋がっており、痛みを神経まで伝達しやすい組織なんです。

そのため、虫歯の治療や、年齢とともに歯がすり減ってきたり、歯が折れたり、歯周病などにより歯肉が下がることが原因で、象牙質が露出し、象牙細管がお口の中に出てしまうと、歯磨きや冷たい水、風の刺激などで、瞬間的な鋭い痛みが生じます。

これが知覚過敏です。

知覚過敏の発生場所

知覚過敏の発生頻度は象牙質が露出している症例の約20%程度と言われております。

発生する箇所として歯茎周辺の歯の頭の部分と歯の根の表面です。

上の犬歯と下の前歯に発生することが多いですが、小臼歯部にも多くみられます。

歯ブラシによる刺激や冷水痛や温水痛、甘味痛などが生じ、自発的な痛みがないことが特徴です。

虫歯の治療後に生じることもありますが、短期間で消失することが多いです。

ホワイトニングなどの漂白により、生じることもあります。

知覚過敏の治療法や対策

●お口の中を清潔に保つ

口の中に汚れが多いと慢性的に口の中が酸性に傾くため、知覚過敏は起こりやすくなります。
毎日の歯磨きをしっかりと行うことで、知覚過敏症状が改善することがあります。

●飲食物の改善

摂食障害の治療や、酸性の飲食物を見直すことで改善することがあります。

●知覚過敏用の歯磨き粉を使用、薬物の塗布、象牙質を覆う

象牙細管を積極的に閉鎖をすることで改善を図ります。

●レーザー治療

過敏になった神経の鈍麻や炎症症状の緩和を目的としてレーザーを照射します。

●かみ合わせを調整する
かみ合わせが強いことで、知覚過敏が起こることもあります。

●樹脂で修復する
症状が大きい場合は樹脂で保護し、症状の改善を図ります。

●神経をとる
あまりに症状が大きく、日常生活に支障が出る場合は、神経の処置を検討します。

まとめ

知覚過敏について、理解が深まりましたでしょうか?

知覚過敏でお悩みの方は、ぜひ川口市鳩ケ谷の歯科医院『医療法人社団 歯友会 赤羽歯科川口診療所』まで、お気軽にご連絡下さい!