お知らせ

歯石取りの道具について

2023.3.27

目次

こんにちは。川口、鳩ケ谷の歯科医院「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科川口診療所」歯科衛生士の明村と中野です。今回は歯石取りを行う時に使用する道具、スケーラーについてお話していきます。
歯石取りには手用スケーラー、超音波スケーラー、エアースケーラーの3種類を使い分けて行っていきます。

手用スケーラー

手用スケーラーは文字の通り手で動かして歯石を取っていきます。お水が出ないのでしみない事と細かい部分の歯石を取る事ができます。しかし、多量の歯石を取る場合には時間がかかり効率が悪い時もあります。最近では市販されている物もありますが刃物になるので、取り扱いには注意が必要です。

超音波スケーラー

超音波スケーラーは毎秒25,000~30,000の振動により歯石を取っていきます。多量の歯石を取る時や歯茎の中に付着している歯石(縁下歯石)を取る時に使用します。エアースケーラーと比べると振動が強いので歯がしみる症状が出る場合がありますが、効率よく歯石を取ることができます。

エアースケーラー

エアースケーラーは圧縮空気による振動で歯茎の上に付着した歯石(縁上歯石)を取っていきます。毎秒約2,500~6,500で振動するので超音波スケーラーより振動数が少なく威力も弱いです。その分歯の表面への刺激は少なく済みます。

まとめ

歯石を取る道具で「歯が削られることはありませんか?」と聞かれることがあります。多量の歯石を取った後は歯を削られた感覚になる時もありますが、歯石を砕いて取っていくので歯が削れる心配はありません。
歯石がたくさんたまってしまうとその分歯石を取るのに時間がかかりますし、患者さんへの負担も大きくなります。赤羽歯科川口診療所では定期的な検診を勧めております。最近歯医者に行ってないと言う方は是非検診を受けに行きましょう。歯石がたまっているかもしれません!