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セラミック治療について

2020.11.19

目次

こんにちは。
川口の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 川口診療所」の歯科医師の根橋です。近年、虫歯の治療の際の被せ物やつめものでセラミックを選択される方や、長年使っていた銀歯をセラミックに替える方も増えてきています。セラミックにはどんなメリットがあるのでしょうか。今回はセラミックについてお話したいと思います。

セラミックとは?

セラミックとはお皿やお茶碗と同じ陶材のことを指します。
歯科で使われるセラミックにはいくつか種類があり、それぞれの特徴があります。
当院で取り扱うセラミックの被せ物についてご紹介します。

オールセラミック(全てセラミックのみでできた)の被せ物
☆e-max
ガラス(ニケイ酸リチウムガラスセラミック)を主成分としたセラミック。とても透明感が高く色調もきれいで、
ご自身の天然の歯と同じかそれ以上の色調・形態を再現することができます。

☆ジルコニア
「人工ダイヤモンド」とも呼ばれ、見た目の美しさだけでなくセラミックの中で最も優れた耐久性を誇ります。
オールセラミックでありながら強度が高い為、奥歯のブリッジにも対応可能です。

一部金属のセラミック
☆MB(メタルボンド)
中身は金属で、外から見える部分にのみセラミックを貼り付けた被せ物。
透明感はオールセラミックには劣りますが強度が高く、奥歯の被せ物にも適しています。
一部金属なので金属アレルギーの方は注意が必要です。

オールセラミックの治療のメリット

①目立たない
セラミックは、保険治療の対象となるプラスチック(レジン)と違って、ご自身の天然の歯に近い透明感やツヤが得られることから、前歯に入れても自然でほとんど目立ちません。

②劣化しにくい
銀歯はお口の中の温度変化、酸化などにより変形を起こし、その隙間から新たな虫歯ができやすい状況になることがあります。
それに対してセラミックは変形せず、劣化が起こりずらいです。

➂体への影響が少ない
オールセラミックにした場合、銀歯のような金属アレルギーの不安がありません。
また、金属の被せ物は、成分が溶け出して被せ物の周りの歯茎が青黒く変色してしまうことがありますがその心配がありません。

④汚れが付きにくい
銀歯やレジンは表面に細かい傷やつきやすく汚れも残りやすいです。
セラミックは硬さがあり傷つきにくい為汚れが付きにくい材質です。

➄しみにくい
セラミックは熱伝導性が低いので、神経のある歯に被せ物をした場合でもしみにくいです。

オールセラミック治療のデメリット

セラミックは上記のように銀歯にはない優れたメリットがある一方で、いくつかのデメリットがあります。
現在のところセラミックは、保険が適応されない自費診療となるので、保険の銀歯と比べて費用が高額になります。
また、セラミックはお茶碗と同じ陶材なので強い力が加わるとかけたり、割れてしまう可能性があります。
特に寝ている間の歯ぎしり・食いしばりの力は無意識で、体重の1.5倍もの力が加わるとも言われています。
担当医と相談の上、「歯ぎしり防止のために就寝中はマウスピースを装着する」「奥歯には強度の高いセラミックを選択する」
などの対策が取れると安心です。

終わりに

今回被せ物の種類を紹介させていただきましたが担当医と十分に話し合い、選択していくことが重要です。
虫歯治療、セラミック治療をご検討の皆様 お悩みの方は是非当院までご相談ください。

川口の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 川口診療所」

監修者情報

院長・歯科医師

原口

慎太郎

平成13年4月 川口診療所 勤務
令和2年10月 川口診療所 院長就任

当院は、安心・丁寧で幅広い診療を心がけることで、地域のみなさんお口を健康だけでなく審美性を含めてトータルでサポートします。
そのため、当院では患者さんとのヒアリングを重視。
患者さん一人一人のご要望をきちんと汲み取ったうえで診療の提案を行っています。歯科治療を通して「噛むことの重要性」「食事の楽しさ」を実感していただくことが、当院の目標です。