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口の乾きが気になるとき ― ドライマウスと虫歯の関係
2025.10.21
目次
こんにちは。川口・鳩ケ谷の歯科医院「医療法人 社団歯友会 赤羽歯科川口診療所」の歯科衛生士の中野です。
「最近、口が乾きやすい」「水を飲んでもすぐにカラカラになる」――そんな不調を感じていませんか?
このような状態は「ドライマウス(口腔乾燥症)」と呼ばれます。唾液は食事を飲み込みやすくするだけでなく、口の中を守る大切な働きをしています。特に注目したいのは、唾液には虫歯や歯周病を予防する力があるということです。
ドライマウスのサインとリスク
口の乾きは単なる不快感だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高める要因にもなります。唾液には「細菌を洗い流す作用」「酸を中和する作用」がありますが、分泌が減るとこれらの働きが弱まってしまいます。結果として、虫歯ができやすくなったり、歯ぐきが炎症を起こしやすくなったりするのです。
代表的なサインには次のようなものがあります。
- 夜中に口の渇きで目が覚める
- 舌や頬が張りつく感じがある
- 食べ物が飲み込みにくい、味がわかりにくい
- 口臭や口内炎が増えた
こうしたサインが続くときは要注意。口の乾きは「お口の健康の赤信号」と言えます。
ご家庭でできる工夫
軽度のドライマウスであれば、日常生活の工夫で改善が期待できます。
- こまめな水分補給(少しずつ口に含むように)
- 食事中はしっかり噛むことで唾液分泌を促す
- シュガーレスガムや飴で唾液の分泌を刺激する
- 加湿器を使って部屋の乾燥を防ぐ
- 口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する
これらの工夫は「乾きをやわらげる」だけでなく、「虫歯予防」にもつながります
歯科医院でのチェックとケア
自己流のケアだけでは改善しない場合や、虫歯・歯周病が心配な場合は、歯科医院でのチェックをおすすめします。ドライマウスは薬の副作用や全身の病気が関係していることもあり、専門的な判断が必要になることもあるからです。
歯科では、
- 唾液量の確認
- 保湿剤や専用ジェルの提案
- 虫歯・歯周病の早期チェック
- 必要に応じて医科との連携
といったサポートが可能です。乾きを「年齢のせいかな」と片付けてしまう前に、一度相談されることをおすすめします。
ドライマウスは不快感だけでなく、虫歯や歯周病を引き起こす原因にもなる症状です。毎日のちょっとした工夫で予防できることもありますが、改善しない場合は歯科医院での診察が安心です。気になるサインがあるときは、お気軽にご相談ください。
川口の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 川口診療所」
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